去る1月18日に群馬県高崎市で群馬県歯科医学会なるものが開催されました。

当院の院長の高橋が「外傷」についての症例発表の機会をいただきまして朝から参加してきました。

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「外傷」といっても顔面の骨折や顔の皮膚の裂傷などと違い歯の外傷、簡単に言うと歯が欠けたりぐらぐらしたり歯が抜け落ちてしまったり…と見た目は派手な外傷ではないにしろ、歯を失う可能性の高い大きな怪我、についての症例発表でした。

歯を強くぶつけて「あ〜痛かった」で済ませてしまうと何年か後に歯の神経と言われる歯の中の血流が乏しくなり歯の根の先が溶けてしまったり、化膿してしまったりなどと大きな問題になることが多く、また歯科医師自身も外傷に慣れていることも少ないため対応が後手後手に回ることになってしまったりして歯を残す可能性を低くしてしまうことがあります。

そのような観点から外傷を正しく分類して優先順位の高い処置を的確に行い良い経過を過ごすことができた症例を発表させて頂き最新歯科医療情報の共有をし、聴講者からの質問に答えることで私自身も非常に勉強になり今後の歯科医療に対して大変有意義な時間を過ごしてまいりました。

定期的な発表は診療時間の他の時間を使って準備が結構大変なのですができる範囲で今後も継続していきたいと思っております。歯をぶつけるような外傷を受傷した場合は応急処置を速やかに行い、しっかりとした根の治療(根管治療)を受けることをお勧めいたします。その歯の寿命を左右する一大事ですからね。

 

院長:高橋