映画「あまくない砂糖の話」が公開される、と知りましてこれは是非家族を連れて見に行きたい!と渋谷まで遠征してきました。

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どのような映画かと申しますと…

60日間砂糖を食べ続けたらどうなる?砂糖版『スーパーサイズ・ミー』!

俳優のデイモン・ガモーは、人間は平均で1日にティースプーン40杯もの砂糖を取っていることを知る。角砂糖やコーヒーシュガーだけが砂糖ではない。今や砂糖は形を変えて様々な食品に入り込み、加工食品の80%には砂糖が含まれているのだ。そこでガモーは自らの体を使い、一日にティースプーン40杯分の砂糖を60日間にわたって摂取するという実験に乗り出した。『スーパーサイズ・ミー』(04)では明らかに体に悪そうなマクドナルド商品だけを30日間食べるという生活だったが、本作では“ヘルシー”と宣伝されながら実際には大量の砂糖が隠されている食品に焦点を当てる。『スーパーサイズ・ミー』よりもはるかに身近な現実の恐怖、あまい砂糖に隠されたあまくない真実に迫る!

公式サイトより)

以前スーパーサイズミーを見て衝撃を受けた経験を持つ身としてはこれは見逃すわけにはいきません!

ちょっと早いかな?とも思いましたが小6と小3の僕の子供の教育のためにも是非家族で観よう!と公開日の翌々日に観に行ってきました。

イントロダクションでは監督、デイモン・ガモー氏の奥さんが妊娠し、将来の子供のためにヘルシーな生活とは何か?現代人はどのような食生活を送っているのか興味を持ち自らの肉体を使って実験を試みる、とのこと。

子供が生まれて、仕事に対しての取り組み方や生活習慣に対しての取り組み方を考えるようになった僕も勝手に親近感を抱いてバッチリ心を掴まれました!映画の世界にしっかりと引き込まれてきました。(笑)

詳しい内容はネタバレ(まぁほとんど想像の通りです)につながりますし、たった一つの実験で全てを述べるつもりもありませんので割愛しますが歯科医師目線からの感想を。

まずはこちらをご覧ください。海外版の予告編です。

口の中の歯が全部むし歯の少年が途中出てきます。

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彼に対しての治療計画はアメリカならではのプラン(全部抜歯で総義歯)なのですが、治療が始まっても治療が将来終わったとしても生活習慣を変えようとしない少年に考えさせられます。

アメリカの話でしょ?日本ではそうではないんでしょ?そう思いたいですよね。

実際どうでしょうか?日本でも5歳で全部の歯がむし歯になってしまっている児童もいるのです。

昭和の話でなく、平成ですよ、しかも28年…今年の話ですよ。

全部の歯がむし歯になってしまう状態では生活習慣を変えない限り治療をしてもむし歯を作ることを繰り返すばかりなのです。

 

「魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えよ」

やはりこういう事だと思うのです。

もちろん、医療の場合は問題を解決(魚を与える)してから問題が起こらないように(釣り方を教える)しなければならない事も多いのですが、大きい問題を起こした場合、問題解決もたしかに重要ですが、原因を探して原因を作らないようにすることをしないと、問題を繰り返してしまう事に繋がります。

この映画の中でも言っていましたが、生活習慣や生活習慣が引き起こす問題解決に一番重要な事、それは「教育」である…本当にそう思いますし、心に刺さりました。

あなたの体やあなたの大事な人の体が健康でいられるかどうかの一番の違いは、それは知っているか知らないかの違いです。

また問題なのはこのような状態になるような患者さん、または患者さんの保護者の場合”問題解決の方法を知ろうとしないし、知っても行動に移さない”という問題もあるのも事実です。

ちなみにうちの子どもたちですが、小6の方は非常にショックを受けたようです。本人なりにどう受け止めたのか興味あるところですが本人自身でゆっくり消化してもらいたいと思います。小3の方は…どうもぐっすり寝ていた様子(笑)諦めずに次の機会を作りたいと思います。

数日経った現在、どうも100%果汁をはじめ砂糖を控えている様子…効果あるようでなによりです。

院長:高橋