以前、ファイル破折の症例をこのブログで紹介させていただきましたが

今回は他医院からの紹介です。

紹介元の先生の名誉の為に申し添えますと紹介元の先生が折ったものではありません。

折れているんで除去できますか?とのことで紹介して頂きました。

治療前の状態です。

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一番右の歯の中に何かが折れているような折れてないような、なにかがあるように見えます。

ふむふむ、治療されてないところに刺さっているのかな?というのが見られます。

取れますよ!などと自信満々に言えないところがもどかしいのですが、出来る限りのことをやりましょう、ということで現在の状況と取れた場合の予後と取れなかった場合のオプションについて説明させていただき、理解していただき治療の了承を頂きましたのでさて治療開始です。

治療中です。

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何か下の方に白いものが見えますが、ここのあたりが怪しそうです…

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白い部分を除去しました。この中に折れた治療器具が見えました。

ここまで来ると(ってここまで結構時間はかかるんですが)サクッと取れまして中をキレイにして洗浄して終了…となる予定だったのですが、実はこの歯、通常は2根管に分かれていることが多いのですが、汚れを取ってイスムス(根の管と管を繋ぐスキマ)を整理していったところ癒合してました。(2つの根管が合体して1つに、ということ)

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そうきましたか…まぁでもこれでしっかりと奇麗になりました。

その日の治療が終わった後のレントゲン写真です。

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次回来院時には特別症状もなく無事に根管充填を行いまして、現在経過を診させて頂いております。

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手前の根は2根だったものが1根になりましたので斜めから撮影すると

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このように太くなっております。

治療期間2回(90分×1、60分×1)

院長:高橋