遅くなりましたがあけましておめでとうございます!
お正月はゆっくりできましたでしょうか?
私(院長)はゆっくりしすぎてブログの更新を忘れてしまいました。
年初、ということで少しばかり今までを振り返ってみますと縁あって2011年よりペンエンドスタディクラブインジャパン、というアメリカの歯内療法専門医のコンセプトを学ぶスタディクラブに入会させていただき専門医の歯内療法(根の治療)の学習をし、歯科医院のスタイル、スタンスを2012年の中頃から少しずつ変えていき今までの治療から専門医の治療へとコンセプトを学び、ルールに則った歯内療法(根の治療)を実践してまいりました。
今までの歯内療法(根の治療)とはガラリと変わったルールに則った歯内療法(根の治療)への取り組みは、診査診断が変わり、患者さんへの説明が変わり、治療前の準備、治療時間の確保、治療中のアシスタントワークや器具器材の準備や後片付け、滅菌の範囲が広がり、使い捨ての器材が増えるなどほとんど全てが変わり、今までの歯内療法(根の治療)では使用しなかった器具器材がぐっと増え、当院のスタッフにもかなり負担をかけました。
このような歯内療法への取り組みを始めてから3年がたち、去年の暮れの大掃除の最中、スタッフとの話の中で
「院長がルールに則った根の治療を始める、と言った時、正直本当に治るのかなぁと思いましたよ(笑)」
治るんです。(笑)
…とはいえ実は私(院長)も”本当に治るのかな〜””根の先の病気はコントロールできるのかな〜”と思ってた次第で(笑)
「いやぁ歯内療法専門医ってのはどんな魔法を使うんだろうってずっと思っててさ、ものすごいテクニックとかすごい機械とか使いこなす魔法使いになれると思ってたんだよね(笑)」
と私(院長)
「あ、わたし今まで先生たちが行うフツーの根管治療ってどんな魔法使ってるんだろうって思ってましたよ。まったく見えないのにどうやって治療してるんだろうって不思議でしたよ。でも今はマイクロスコープでよく見えるし環境を整えて細菌が入らないようにしてるし薬液もしっかり使ってきちんとやるからここまで治るんだなぁって今は納得してますよ。(笑)」
とスタッフ。
視点が変わるとこうも違うもんですね、認識が。
歯科医師目線では「歯内療法専門医はどんな魔法使ってるんだろう?」
スタッフ目線では「コンセプトのない歯内療法はどんな魔法使ってるんだろう?」
結構考えさせられました。魔法なんて誰も使えないんです。ルールを守って一つ一つきちんと治療する以外に治る方法なんてないんです。
今年もしっかりとコンセプトを守りルールに則った歯内療法でみなさまのお役に立てるよう頑張って治療していきたいと思います。
また、コンセプトを守りルールに則った歯内療法をしっかりと行えるような環境づくりにもより一層取り組んでまいりたいと思います。
院長:高橋