先日、水中でうまいこと撮影できました、と書かせて頂きましたが…
ふと思うわけです。最近の技術は素晴らしい、と。
精密機械ですからね、水が入ったら壊れてしまうワケです、普通。
それが入らないようにしっかりと封鎖されているワケで、ちょっと感慨深いものがあります。
といいますのはラバーダム。(中段に参考動画があります)
もっとも、このブログにたどり着く方はご存知かも知れません。
歯の治療も水分はもう含んでいるので水分には気をつけなくてもいいのですが、細菌。
細菌は歯の治療中、とくに根の中に入り込むと厄介なことになるわけです。
このカメラのようにビチッと封鎖が簡単だと歯の治療も楽になるかも?などと思うワケです。
歯の治療、特に根の治療の本質はいかに細菌を排除するか、ということなんです。
水中カメラのように水でさえ一滴も入れないくらい封鎖性が確保できれば治療の成功率も高いでしょう。
現実はそれほど甘くありませんが。
ただ出来る限りの手を尽くします。
・むし歯の侵された部分の徹底的な排除
・むし歯を取り除いてなくなった部分の補強
・ラバーダム防湿
・歯を隔離した後の薬液での除菌
・滅菌済みの器具器材の使用。使い捨ての器具器材の使用。
ここまでやってはじめて水中カメラと同じくらいになったかな?と思うのですが、どうでしょうか?
院長