「むし歯が深いので神経を取らないといけない」と通っている歯医者さんで言われたのですが…

というご相談はよくあります。

根管治療(歯内療法)専門医院ですから根管治療してもなかなか治らない、とか神経を取るとなったら専門医院で治療したい、という患者さんももちろん多くいらっしゃいますが、我々の医院では神経を残す治療「神経を残せる可能性を最大限に引き上げる治療」(生活歯髄療法)も守備範囲の中になります。

もちろん、状態によってはやはり神経を残すことが難しい場合はありますが、むし歯が深くても神経を残せる場合は少なくありません。

この神経を残す治療(生活歯髄療法)を成功させるために必要な条件は

・術前の診査診断(神経の状態が健康であると的確に判断すること)

・無菌的環境の整備(ラバーダムをはじめとする環境整備、治療器具機材の滅菌など)

・むし歯を過不足なく除去する繊細な治療(マイクロスコープを使用)

・術中の歯髄(歯の神経)の診査診断

・緊密な封鎖と予後管理

は最低限必要です。それでも、残念ながら経過により後日神経の治療が必要になる患者さんもいらっしゃいます。

環境整備と治療時間の確保などコストがかかることも事実ではありますが「神経を残したい」というご希望の患者さんには、このような治療の選択肢もあることを知っていただければ、と思います。

なお、口腔内での診査をしないと詳しいことは全くわかりませんのでお電話でのご相談は遠慮させていただいております。

紹介状がある場合と紹介状がない場合では費用が異なります。

詳しくは「初めての方へ」をご覧ください。